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2016年08月12日

夏の思い出

夏真っ盛りですね~ 少しバテぎみのびびりんぼうです。

毎日毎日の暑さに拍車をかける、セミの鳴き声。
夏の風物詩のひとつでもありますが、
最近、外出時のちょっとした憂鬱になっている。

朝、出勤しようと家のドアを開ける。そ~っと…
前方、右、左、上、下、セミなし、OK!行ってきます!

団地の通路に蝉が止まっていると、
様子を伺い、刺激しないように、そ~~~~っと
でも、素早く通り過ぎ…ようとしたその時っ!
ジジジジッ!と暴れてジタバタし始める。
うぎゃーーーっと叫びながら走って逃げる。

恐怖のセミ爆弾である。
家から出る時と、帰る時、毎日これを繰り返している。

我が家は東京のハズレの方なのだが、
それでも、緑が少なく、土のある場所が限られている。

緑が少ない中でも、家の前は桜並木があり、
春には見事な桜、
sakura
初夏には新緑がまぶしく、真夏には涼しい木陰も作ってくれるし、
midori
良い環境だなと思っていたのだけれど…

その貴重な緑の下を狙って、セミが卵を産み大量に発生している模様。
人が、キミたちの住む場所を奪ってるんだよね。
うん、しょうがない。しょうがないよね。

思えば、いつからセミがさわれなくなってしまったんだろう。

小学生の頃までは、虫取り籠を持って
カブトムシとかクワガタとか探しにいって、
見つからないから、仕方なくセミ捕まえて帰ったりしていたなぁ。

近くには田んぼもあって、
おたまじゃくし、カエル、ザリガニ、
いろんな生き物をつかまえて遊んでた。

セミの声と一緒に楽しかった夏休み、
懐かしい記憶もよみがえる。
まぁ、そう思えば悪いものでもないか。
そういった、子どもの頃に自然にふれた経験って宝物だなと思う。

お盆に遊びに行った、おばあちゃんの家で過ごした時の事。
庭の池で冷やしたスイカ、
畑から採ってきたばかりの、
きゅうり、トマト、トウモロコシ。
迎え盆、送り盆で、提灯にロウソクを灯して
消えないように、そーっと歩いたあぜ道。

セミ爆弾を逃れて、駅まで向かう道すがら、
そんな事を思い出しながら、
ふと、バス停のあたりからニョッキリ生えている緑に目が留まった。

tomato_1

都会の緑は強いなぁ。

tomato_2

しかもトマト!

がんばれ、ど根性トマト!都会っ子トマト!
どんな所でも順応して育っていく。
生きる力に勇気をもらう。

ニッポン手仕事図鑑 びびりんぼう

名前:びびりんぼう
職種:Webコーダー修行中
出身:千葉県

スイーツと散歩と石垣島が好き。
古武道を趣味にもしているが、
剣が怖くて上手くならないのが、
「びびりんぼう」のゆえん…

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