図鑑
1928年(昭和3年)に創業した宮坂製糸所。現在も明治初期の頃と変わらぬ機械を使用し、伝統的な手法で生糸を生産し続ける日本で唯一の製糸工場である。新型の自動繰糸機を使えば、糸の生産量を10倍にできるにもかかわらず、従来の生産方式でつくり続けるのは、「やわらかい糸ができ、染色性が良く、草木染めなどに需要があるからです」と、代表の宮坂照彦さんは語る。最近では生糸を溶かし込んだ「シルク石鹸」を開発。泡立ちがよく、デリケートな肌にも優しいと評判だ。
会社情報
長野県岡谷市郷田1-4-8