図鑑
元禄からの長い歴史を誇る、群馬県桐生市の老舗畳店「松屋畳店」。「学生の頃は継ぐ気がなく、働き始めてからも甘く考えていた…」と語る11代目の大川智樹さんだが、10代目の父、昌男さんから基本を身につけることの大切さを学び、畳製作技能士一級の資格を取得。畳の文化を残していくため、畳替えの際にはお客さま一人ひとりに対して、い草が持つ効能や国内産と外国産の違いなどを、丁寧に伝え続けている。良質な国産のい草を生産する農家を守るために、ブックカバーや名刺入れなどの畳雑貨を製作。首都圏の店舗でも売られ、人気商品となっている。