図鑑
佐賀県武雄市の農家の副業として、明治初期に始まった西川登竹細工。1880年代には問屋も生まれ、需要は年々増加。当時は職人の数も、500人を越えていた。しかし、1950年代に入ると安価で大量生産される工業製品が普及し、需要は減少。西川登竹細工を製造する工房は現在、栗山商店ともう1事業者を残すのみとなった。
そんな逆風が吹く中でも、栗山商店には今も注文が殺到する。栗山勝雄が小刀で1本1本細かな竹ひごを作り、妻のイツ子が丁寧に編み込んでいく。栗山夫妻が作り続ける竹細工は、自慢の耐久性はもちろん、その編み込みの美しさで多くの消費者を魅了する。
会社情報
佐賀県武雄市