図鑑
芦屋鋳物師|芦屋釜の里
今から700年ほど前に福岡県芦屋町で誕生した芦屋釜。茶の湯釜として人気を博し、南北朝時代の貴族の心を打った。しかし、芦屋鋳物師の絶大な庇護者であった大内氏が滅亡したことがきっかけで、250年続いた芦屋釜はこつぜんと姿を消した。そこから400年もの月日が流れ、町が芦屋釜の復元に動き出し、誕生した二人の職人。その内の一人である樋口陽介は、芦屋釜の存在感に惹かれ、職人となった。美しい日本の文化をより多くの方に届けるため、新しい鋳物の在り方の提案にも力を入れている。先人が遺した軌跡を辿りながら、幻の名器が現代に蘇る。
会社情報
芦屋釜の里
福岡県遠賀郡芦屋町山鹿1558−3