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2017年09月01日
大阪府茨木市「見山の郷」で、学ぶ
私が「見山の郷商品開発プロジェクト(略称:MSP)」
に関わり始めたのは、2016年の春でした。
追手門学院大学で、食を目的とする旅
「フードツーリズム」を研究する
村上喜郁先生のゼミに入ったのが、
食を通じて経営学を学ぶきっかけになりました。
「見山の郷商品開発プロジェクト(略称:MSP)」
は、茨木市 見山地区をフィールドとした
「課題解決型学習プロジェクト」で、
農事組合法人「見山の郷」と協力した
商品開発を通して、実際のマネジメントを経験し、
地域の課題解決に取り組むプロジェクトです。
私のMSP 1 年目は、
商品開発プロジェクトをする先輩の手伝いをし、
次年の自分たちの商品開発プロジェクトに
活かせるように勉強に励みました。
商品の販売促進も、先輩方から学びました。
私が参加するまでに、歴代の学生が
2つの商品を開発していました。
1つ目は「おうてもん赤しそ塩あんぱん」、
あんこと赤しその爽やかな塩味を楽しめる
もっちり米粉のあんぱんです。
2つ目は「見山ジュレ」、
鮮やかな色合いと香りが特徴の
見山特産「赤しそ」と
糖度8~10 度と甘くコクのある
ミニトマト「あまっこ」を
贅沢に使いジュレに仕上げた
「赤しそとあまっこ味」と、
見山の特産の「ゆず」を使用した
爽やかな味わいのジュレに仕上げた
「まるごとゆず味」の
2種類のジュレでした。
この2つの商品の販売促進をおこないました。
ここで、私が思う見山の郷の良いとこ
3つお教えしようと思います。
1つ目は、アクセスの良さです。
阪急茨木市駅から車で約30分、バス停も近くにあり
公共交通機関でも行くことができます。
車で行かれる方には駐車場が心配になると思いますが、
見山の郷には十分な駐車場があります。
毎年10 月にある「見山の郷収穫祭」などで
たくさんの人が利用するときは、
地元の警察官や見山の郷の方が
交通整理をしてくれるので安心です。
2つ目は、「地産地消」
安心・安全で新鮮な商品の提供です。
山中にある見山地域は、
朝晩は冷え込み、日中は暖かい場所です。
寒暖差が激しいことにより、
甘くて色と味の濃い美味しい野菜が作れるのです。
見山の郷で採れる野菜を見山の郷で加工し
販売もしているので安心して食べていただけます。
茨木市の小学校では、見山の郷で採れる大豆を
加工した味噌「龍王味噌」が給食で使われるなど、
地元でも支持されています。
また、「龍王味噌」は商標登録することで、
他の製品の差別化を図り、明確に
「地産地消」のスタイルを示していると言えます。
見山の郷で食べられる『de愛定食』
見山の郷で食べられる『手作りジェラート』
3つ目は、見山の郷の自然です。
見山の郷は360 度山に囲まれており、
施設前には小川が流れているので、来訪する子供達は
魚や虫とも触れ合うこともできます。
これも、茨木近郊では
見山の郷ならではではないでしょうか。
景観の美化を兼ねて植えている四季折々の花は、
地面の栄養にもなり、
さらに農産物が美味しく育ちます。
私達MSPのメンバーは、見山の郷の特産品を使い、
実際に「おうてもん赤しそ塩あんぱん」と「見山ジュレ」の
商品の共同開発と販売促進をさせて頂きました。
そして、現在、私はリーダーとして、
新しい商品の開発を進めています。
これらの経験のチャンスは、
私たち追手門学院大学にとって貴重な体験です。
また、紹介した商品の販売は、
茨木市内のイベント等でも行っています。
これを機会として、商品を通じて「見山の郷」を
1人でも多くの人に「見山の郷」を知っていただき、
「見山の郷」にぜひ足を運んでいただきたい。
より多くの人が「見山の郷」に来訪していただくことが、
我々MSPの「見山の郷」への一番の恩返しだと考えています。
名前:大野 順也
職種:大学生
出身:大阪府好きな言葉 辛抱、十人十色