みんなの「”あの人”に知ってほしい!」をつなぐオンラインマガジン
2016年07月12日
思い出→将来の夢→希望
こんにちは!
てしねこです。
ここ最近は移動距離を伸ばし、
遠方の職人さんを訪ねる機会を増やしています。
色々な場所で、様々な手仕事と出会い、
職人さん一人一人とじっくりとお話しする中で、
とても心を打たれる共通点が見えてきました。
手仕事を守る職人さんにとって、
子供は希望だということです。
私たちが支援を募っているクラウドファンディング
『子供たちの心に届けたい、日本の手仕事がある。』
単純に伝統を残すということではなく、
どうすれば心に響く伝え方ができるのか?
それは、私たちが出会った職人さんたちが教えてくれました。
これまで培ってきた技術を活かして、
子供達の意識に残ることをしてあげたい。
子供たち自身が考え、
手を使って学べる場をつくりたいと願う職人さんが
たくさんいるのです。
佐賀で出会った浮立面(ふりゅうめん)の伝統を守る職人さんは、
お面のモチーフとなっている「鬼」の由来を、
子供たちの「心」に例えて説明します。
それも飽きないように、
絵を描きながらの授業を行い、
浮立面を身近に感じるようにしているそうです。
愛媛で出会った輪ゴム鉄砲をつくる木工職人さんは、
ミニ四駆などの現代的なおもちゃも、
木製の手作りで仕上げてしまう。
それを活用して天然の素材にふれることや、
親子でものづくりに挑戦する機会をつくっています。
こういった活動をすることで、
目標を達成する喜びだけではなく、
素材や道具の大切さ、
長い歴史の中で育まれた知恵、
何よりも子供たちの思い出になって、
10年、20年と心の中で生き続けていく。
いつか、林業の救世主になるかもしれないし、
日本の手仕事を牽引するリーダーになるかもしれない。
どんな小さなことでも、
一生懸命に愛情を持って挑むことができるビジネスマンかも。
行動を起こせば希望が見える、それを信じて。
てしねこ
名前:てしねこ
職種:撮影、編集、一応チーフ
出身:埼玉県川口市くだものが好き。りんごなら紅玉。
自由奔放な学生生活から、急遽の映像の世界に飛び込む。
父親と映画を見て育ったという経緯はとくに関係無い。