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2017年09月06日
つくばの日常。つくばの魅力。
朝、小鳥のさえずりで目が覚めた、ことにしよう。
いつものように、
どこかの部屋から目覚ましの音が聞こえる。
4月に筑波大生になった私から見た
つくばの日常やつくばの魅力を
今日1日の生活を通して紹介していこうと思う。
ここは6畳一間の小さな私の家。
約4000人が暮らす学生宿舎の一部屋。
緑にあふれたこの大学では、言うまでもなく
鳥に虫に、たくさんの生き物に出会う。
うまく共存しないとやっていけない。
小鳥が私の目覚ましだと思えば、
そんな生活も悪くない。
8学群25学類、約9800人の学群生と、
大学院生、研究生が生活するここ筑波大学には、
私が暮らす一の矢学生宿舎のほかに
平砂、追越、春日学生宿舎がある。
それは、多くの学生の住所は大学の敷地内にある、
ということ。
普通のことだと思っていたけれど、
よく考えると面白い。
寮母さんがいるわけでも
ご飯が出てくるわけでもないし、
隣人の目覚ましの音が聞こえてしまうほどに
壁は薄いけれど、住めば都とはよく言ったもので、
4月から住み始めてはや5ヵ月。
意外にも快適な生活を送れている。
朝食を済ませ、学校に行く準備をして、家を出る。
移動手段はもちろん、自転車。
全国で2位の敷地面積を誇る筑波大学のキャンパス。
自転車なしでは
休み時間の間に教室移動なんかできやしない。
だから、筑波大学の場合、
人気の授業はちょっと早めにいかないと、
席がなくなる。のではなく、
自転車の置き場がなくなる。
自転車の大渋滞は見慣れた光景だ。
75分の授業を終え、自転車に乗り、
75分の授業を終え、また自転車に乗る。
お昼休みは11時25分から始まる。
今日も人気のパン屋さんに並ぶ列は長い。
つくばはパン屋が多いことでも有名だ。
大学構内にも何店舗かパン屋が入っている。
入学当初は、昼ご飯にしてはちょっと時間が早い、
と思ったけれど、ずっとこの生活を送っていたら、
ちゃんとこの時間にお腹が空くようになった。
やはり私にも“筑波時間”が流れている
といったところだろうか。
(筑波時間とは筑波大生特有の時間軸のこと。)
街ゆく大学生のほとんどは筑波大生というつくば市。
閉鎖された環境であることは否めないが、
だからこその親密さがある。
言うなれば、自転車ですれ違う人はみんな知り合い。
知り合いをつたっていけば
みんな知り合いになり得るところも、
つくばの特徴かもしれない。
6限までの授業が終わると、おのおの帰宅したり、
スーパーに買い物に行ったり、
サークルの活動をしたり、
アルバイトをしたりする。
ちなみに今日の私の予定はアルバイト。
私のバイト先は
自転車で約25分かかるところにある。
つくば駅から秋葉原駅を結ぶ
つくばエクスプレス以外の電車が通っていない
つくば市では、学生の主な交通手段は
バスか自転車になる。
自転車があればどこへでも行けると
錯覚している節さえある。
夕日を眺めたり、筑波山を望んだりして
自転車道を楽しむ。
バイトを終え、小さな我が家に戻ってくる。
共同のシャワーでお風呂を済ませる。
1回につき100円のシャワー。
宿舎に住む学生にとって、100円玉は生活必需品だ。
買い物でお金を出すとき、
いかに多くの100円玉のお釣りをもらえるか
計算する癖が身についてしまうのは、
筑波大生にありがちなことだ。
課題をやったり家事をしたり、のんびりして。
そろそろ今日の1日を終えようと思う。
陸の孤島なんて言われてしまうつくばだけれど、
いいところはたくさんある。
つくばに住んでいると
多くの外国の方に出会えるのも面白い。
JAXAだって国土地理院だって、
産総研だってなんだって、
多くの研究施設があるのもつくばの魅力だ。
求めれば何でもできる環境なのだなあと実感する。
明日からもまた、多くの自然に囲まれて、
心優しいつくばの人々に囲まれて、自転車とともに、
未来を想って、つくばを駆け抜けていく。
つくばでの生活はまだまだ始まったばかり。
名前:水木陽菜
職種:学生(学生団体C4副代表
出身:長野県つくばで見つけたLikeをLifeに。
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『学生団体C4』
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