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2017年09月15日

人生を少しだけ自由に変えた、盛岡移住という選択

 

「東京」という大都市に憧れを持つ若者達。
大きな夢を持ち、生まれ育った町を後にする。
私もその中の1人でした。

東京でできた友達の中には、
東京生まれ東京育ちの子もいて、

「地元」と呼べる場所があることを
羨ましく思われることもあり、
地元を離れたことで故郷があることの
幸せに気づかされました。

夢に向かってがむしゃらに働いていた20代。
未来に不安を抱きはじめた20代後半。

29歳で勇気を出して行った
自分探しの世界ひとり旅。

沢山の街を自分の足で歩き、
その土地の暮らしを体験し、
その土地のモノを食べ、
それぞれが持つ文化に魅了され続けた日々。

 

 

これまで持っていた価値観が
どんどん変わっていく感覚にワクワクし、
自分がいかに小さな世界で生きて来たかを知りました。

今までの人生で一番「今日という日を生きる」
ということに必死だったその旅は、
その後の私の生き方も大きく変えました。

 

そして、32歳になった今。
私は育った街、地元「盛岡」に住んでいます。

 

 

私の地元、岩手県盛岡市。
一言で盛岡を伝えるなら、「ちょうどいい街」。
東京のような都会でもなく、田舎でもない。
生活に必要なモノは全て揃う街。

緑が溢れ、街なかに透き通った川が流れる。
都会では感じることができない豊かな自然があります。

 

 

※東京駅が完成する前の年に建てられた
「岩手銀行赤レンガ館」。
東京駅と同じ設計者が手掛けています。

古い歴史ある建造物が街に点在し、
昔ながらの喫茶店文化が今も大事にされ続けています。

シャネルやルイ・ヴィトンはないけれど、
オシャレなカフェや映画館、
美味しい料理が食べられるオススメのお店が
数えきれないぐらい沢山あります。

 

 

東京から盛岡までは最速2時間10分。
あまり知られていないけれど、
実はすごく近い、道の奥の小京都。

私が住む場所として盛岡を選んだ理由。
それは、他にはない
「暮らしやすさ」があったからです。

地域の人に愛され続け、
いつでも見守ってくれている壮大な岩手山。
毎朝玄関を出ると飛び込んでくるのは、
岩手山のこの景色。

 

 

夏には街なかでホタルを観ることができ、
冬は白鳥が頭上を飛んでいく姿を見ない日はありません。

澄んだ空気とキレイな水。
街の至る処で湧き出る清流水と、
水道の蛇口から出る美味しい水。

水が美味しいから、口に入れる
全ての食べ物が美味しいのです。

 

 

旅が教えてくれた、「生きる」という意味。
人間らしく生きるための場所は、
都会である必要はありませんでした。

満員電車に乗って1時間近くかかる通勤と、
自転車に乗って自然溢れる川沿いを10分走る通勤。
見える景色も気分も全然違う朝の時間。

 

 

今、東京で暮らしていた時よりも、心に余裕があって
ゆっくりとした人間らしい生活ができています。

人は体験することで価値観が変化していくもの。
どんな人生を送るのかは、
自分自身でどうにでも変えられるのです。

30歳を過ぎて選んだ盛岡移住という選択は、
少しだけ人生が自由になりました。

普段の暮らしの中に物語がある街、盛岡。
今日も心地良い、素敵な時間が流れています。

 

 

 

名前:佐々木寛子(ササキヒロコ)
職種:盛岡市地域おこし協力隊兼個人事業主
出身:岩手県

グラフィックと映像のモノづくり屋。
「自分を変えたい、美術館や世界の絶景を生で体感したい」という思いから、29歳で仕事を辞めバックパッカーで女ひとり旅へ。この旅が、生きる為に本当に必要なことを教えてくれました。
現在、岩手県盛岡市の地域おこし協力隊としても活動中。
FBページhttps://www.facebook.com/moriokachiikiokoshi/

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