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2017年07月12日

離島と山村のゲストハウスの風景

 

こんにちは。はじめまして。井筒もめと申します。
香川県の離島、豊島(てしま)で、ゲストハウスの開業準備中です。

人口850人ほど、自転車を使うと2時間ほどで島内を1周出来てしまうような小さな島。
レモンやビワなどの果実が採れたり、棚田に米が実ったりする自然豊かな場所です。

 

 

近年では、美術館が建設され、
世界的に有名な作家の作品がいくつも鑑賞できることで、
「アートの島」として知られています。

一方で、島民は「福祉の島」として誇りを持ってきました。
福祉の島の象徴的な場が、これからゲストハウスに生まれ変わる予定の
神愛館(しんあいかん)です。

 

 

神愛館は、戦争により養育が困難になった乳児ら8名が育まれる場としてスタート。
社会福祉運動家の賀川豊彦氏の指導のもと、
豊富な乳牛のミルクを頼りに始まった1942年以降2015年まで歴史を重ね、
1000人以上の子どもたちが巣立っていきました。

建物の老朽化や離島という立地の不便さなどが原因で、
香川県内の都市部に移転をし、建物は取り壊しの話が浮上。
しかし「福祉の島」の象徴的な、島民にとっても想い入れのある場。

なんとか存続をと、ゲストハウスとして再スタートすることになったのです。
ゲストハウスの名前は「mamma(まんま)」。
乳児院時代のように、母のような愛で
ありのまんまで多様な存在を受け入れたいという想いを込めています。

ゲストハウスの準備の息抜きに、夕飯をつくる前の夕暮れ時に
衝動に駆られて海を見に散歩に出ることがあります。
「海が見たい」と思って、海を見ることができるって最高だなと、しみじみ思います。

 

 

港をうろうろとしていると漁師さんと仲良くなりました。
ある日電話が掛かってきたので、
港に停泊する漁船に乗ってみると、大漁の鯛がいけすの中に。
仲間みんなでそれらを捌き、刺身、煮付け、鯛飯などにしていただきました。

 

 

私たちの会社は、岡山県の西粟倉村でも
「あわくら温泉 元湯」というゲストハウスを営んでいます。

こちらは、杉やヒノキなど針葉樹に囲まれた森。

宿の目の前に川が流れ、夏には蛍が乱舞。
ご近所からは、鹿や猪などのジビエや、山菜、きのこなど山の幸をいただくことが多いです。

温暖な瀬戸内海の豊島と違って、夏は避暑地のような涼しさで、
冬はどっさり雪景色へと変わります。
どちらも田舎の風景ですが、山側と海側それぞれの良さが味わえます。

山と海それぞれ、四季折々の風景を味わいに、遊びにいらしてくださいね。

 

 

mamma(〒761-4661 香川県小豆郡土庄町豊島家浦43-1)
http://teshimamma.com/

あわくら温泉 元湯(〒707-0503 岡山県英田郡西粟倉村影石2050)
http://motoyu.asia/

写真提供:奥祐斉/片岡杏子

村楽エナジー株式会社
所在地:岡山県英田郡西粟倉村影石2050番地
代表:井筒耕平

地域で生かしきれていない空間資産、自然資産などを再生可能エネルギーとして活用し、宿泊・観光事業、バイオマス事業、企画・ディレクション事業を展開。自立した地域を目指すことにより、新しいかたちの社会を創り出す活動を行っている。
村楽エナジー株式会社(http://sonraku-energy.com)

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ふたりごと文庫編集長 浅野有希

ふたりごと文庫編集長 浅野 有希
産業能率大学3年生。
大学2年生の時、ニッポン手仕事図鑑のインターン生として参加し、
2周年感謝イベントや期間限定ショップのスタッフとして活動する。
現在は「日本の地方の魅力を伝える仕事」に就くため、日々猛勉強中!

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