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2018年07月02日

第三弾:みんながもう少し、“納得感”を持って生きていける世界を

皆さん、こんにちは。「ふたりごと文庫編集長」の浅野有希です。
今回は私がどうしてもお会いしたかった憧れの女性、
ウェブメディア「灯台もと暮らし」の創刊編集長である伊佐知美さんにお会いし、インタビューをしてきました。

とても素敵なお話を伺えたので、全3回に渡ってお届けします!

 


 
 

最終回のテーマは、「私たち若者がこれからを生きていくヒント」です。
私たち若者にとって、これからを生きていくために大切なお話をしていただきました。

私自身が今後社会に出る上で不安に思っていること。
女性として、社会にどう在るべきなのか、そしてどんな障壁があるのか……
また、地域活性に取り組んでいる人って、目立っているのは男性が多いのでは……?

そんな不安や疑問を伊佐さんにぶつけてきました。

最後は大学生へアドバイスをしていただきましたが、
今まで誰からも聞いたことがない、意外なものでした。大学生必見です!

 
 
 

ロールモデルのいない生き方

 
 

 
 

私はずっと、ロールモデルがいないのに苦しんでいました。

でも、29歳のとき、「これ!という方が見つからないのが普通だな。いろんな方からエッセンスを盗んで、自分でつくってこー!」と気が付きました。
素敵な先輩方にも沢山出会ってきましたが、私は私でいっか!と思えたんです。

 

でもそれは、分かりづらいかもしれないけど一人ではできないんですよね。仲間がいるからできることです。
無条件に自分の選択を「がんばれ」と言ってくれる人ってめちゃめちゃ大事。

例えば、自分の中でうまく言語化できないけど「やりたい!」ってモヤモヤしているけど、一歩進めないとき……

「めっちゃいいじゃんそれ!やれば?なんか手伝う?」
って言ってくれる人がいると早いですよね。誰だって、一人は怖いですから。

 
 

「女性だから」「男性だから」は関係ない

 
 

女性編集長として苦労したことや困ったことですか……ないです。

私も女性として社会にどう在るべきなのか、10年くらいモヤっとしていました。
でも、編集長として苦労したことは、なんにもないです。
むしろ、女性だからこそ助けてもらえたなあ~と思っています。

なぜかというと、「〇〇長」ってつく肩書きって、男性の方がまだ多いと思うんですよ。

だから、登壇者の大半が男性ばかりの時、優先的に「女性枠」としてお声がけいただけていたケースって、私の場合本当に多かった気がしています。

 

でも、大前提としては、私は男女がどうこうとか思ってないです。「女性活躍の世の中のために!」とかも思ってません。
あんまり考えない生き方の方が楽ですよね。自然体の方がよい。

女性編集長、私はとても良いと思うよ。

 
 

 
 

浅野さんが「地方で男性が多く目立って見える」と言ったのは、“天下を取りたい”女性が少ないからかな?
男性の方が、“天下を取りたい”という価値観を持っている方が多いからなのかもしれないです。

女性は、自分が楽しいことを突き詰めていったら、有名になっていた……というケースが多いと思います。

 

あと、私は『移住女子』という書籍を書かせていただいたことがあるのですが、どうして女性がテーマ?と問われたら、やっぱり商業出版をする上で、
女性というキーワードがとても大事だったからでしょうね。私は出版社からご依頼をいただいて執筆したので……。

「女性」だからこそ、スポットライトが当たりやすい時代だと思います。
だからむしろ、女性であることって、少しだけ有利な時期なんじゃないでしょうか。
すぐにそんな時代、過ぎてしまうと思うし、もう過ぎてしまったような気もしていますけれどね。

 

個人的には、移住や旅を絶対にしてほしいわけではなくて、
女性だから、男性だからとか関係なく、みんながもう少し好きなことをしている実感、納得感を持って生きていける世界がきたらいいなぁと思っています。

メディアをやっている身としては、その背中をぽんって押せたらいいなって。

 

 
 

情報が多すぎる現代社会と「全方位気遣い型」の若者たち

 
 

私は大学時代、ひたすら恋とダンスをしてました。

典型的な大学生で、意識高いとかじゃなかったですね。
「1限出れない!2限も、3限も出れない!」……みたいな。
毎晩終電を過ぎても踊っていましたね(笑)

インターンなんて主流じゃなかったですし、何もしてなかったです。

 

なんとなくなんだけど、今の若者は、情報が多すぎるから生きづらいんじゃないかと思います。

情報が多いことによって、何もかも可視化されすぎていますよね。
キラキラした部分をまず投稿する世の中とか……「つら!」って思います。

私の学生時代はSNSもmixiくらいだったので全然情報もなくて。
他の人が何をやっているのかとか、そんなに見られなかったです。

今は連絡もとりやすすぎるし、手段もありすぎますよね。
LINEのある世界で高校とか行きたくない!こわすぎる(笑)

 
 

生き方の選択肢が見えすぎているから、自分を信じてあげるのが難しそう。って思うかな。

「全方位気遣い型」とでも言いましょうか。
馬鹿な方が進めますよね。はい、いこう!みたいな。

でも今は“やり方”とか検索できすぎちゃって、自分にとって情報の取捨選択の基準を持たないといけないですよねぇ……。大人の私でも難しいもの。

 
 

私の中では、「大きなニュース」と、「信じられる人の情報」、「私」っていう情報の階層が3つあります。

やっぱり世の中の大きなニュースは一応把握しています。

あとは、信じられる発信元の「人」を何人か持っていますね。
その人が言ってることや情報は追うようにしています。
その人以外のものは追わない、知ってるだけにとどめる。

その上で、“私は私”って価値観を持っているんです。

 

それを持っておかないと飲まれちゃいますよね、自分を見失ってしまいます。

見失って流される人生もきっと楽しいんですよ。
でもそれではなく、私は未来を切り開く方を今選んでいます。
だから、こっちの方が今は選びたいなって思います。

 
 
 

今だから思う、大学生に大切にしてほしいこと

 
 


 
 

私は、「年相応で遊ぶこと」って大事だと思います。

学生らしい遊び方をするべきじゃないかな。
変な話だけど、「何日連続で徹夜して全力で遊べるか」みたいな(笑)。大人になったらもう絶対しないもんね。結果、食欲より睡眠欲が勝つということを学びました。

 

30代と20代とではやれることが全く違うと思うんです。
いつでも何でもできるんだけど、年相応かどうかってありますよね。

そのときでしかできない過ごし方をして、毎日70%よりはちゃんと毎日100%で楽しむことは、その後の人生や暮らしを支えてくれる気がします。

 

あと、友達って大人になっても増えるけど、「何者でもなかった学生の頃の友達」って、悲しいけどもう絶対増えないんですよね。
だから、大事にしてほしいですね。

英語勉強したり、本読んだり……いろいろあるけど、私はそっちの方が大事だなって思います。
まあ、暇なら筋トレと英語やっとけば?って思います(笑)

 

夢の昇華の仕方って色々あると思うんですよ。

私は歌が歌えれば一番いいと思っていて、憧れは歌手。でも、歌は別にうまくなかったんですよね。
ただ、「歌詞を書く」とかならできるじゃないですか。

そんな夢の昇華の仕方もあるし、人生で今が一番若いのはこの瞬間だから、どこからでもスタートは切れると思う。いつでもできるんです。

 
 

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3回に渡って、伊佐知美さんのインタビュー記事をお送りしました。

実は、インタビューをしよう!と決めたとき、
知名度も人気もある伊佐さんに依頼をするのはハードルが高いのでは……
と思いました。(ニッポン手仕事図鑑編集長・大牧もそう思っていました)
しかし、どうしても伊佐さんがいい!とダメもとでお願いをしてみることに。

 

すると、とても快くお受けいただいて……。
実際にお会いしても、インタビュー初体験の私にとても優しく真剣に向き合ってくれました。なんと二時間も!!

そして、原稿の添削・アドバイスも丁寧にしてくださり、もう感激です。
この、伊佐さんの真摯な姿勢こそ、私にとって一番の学びでした。

 

気さくで明るい、ポジティブなキャラクターの伊佐さん。
親しみやすい人柄が、きっとローカルで暮らす人たちの想いを引き出すことができているんだなあと。
これこそが、「灯台もと暮らし」の根っこの部分なのではないかと思いました。

私個人的には、「女性編集長はとっても良いと思うよ」
と言っていただいたことがすごく嬉しかったです!

現在、世界2周目の旅へ出られている伊佐さん。

伊佐さんの生き方・価値観には学ぶべきことが沢山ありました。この記事で、一人でも多くの方に新たな発見や喜びがあれば嬉しいです。
そして、インタビューをさせてくださった伊佐知美さん、ありがとうございました!!

 
 

 
 

 
 

名前:伊佐知美
職種:灯台もと暮らし創刊編集長
出身:新潟県

これからの暮らしを考えるメディア「灯台もと暮らし」の創刊編集長。書籍『移住女子』の出版やメディア連載など、フリーライターとしての活動もしている。
Twitter https://twitter.com/tomomi_isa
Note https://note.mu/tomomisa 

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ふたりごと文庫編集長 浅野有希

ふたりごと文庫編集長 浅野 有希
産業能率大学4年生。
大学2年生の時、ニッポン手仕事図鑑のインターン生として参加し、
2周年感謝イベントや期間限定ショップのスタッフとして活動する。
現在は「日本の地方の魅力を伝える仕事」に就くため、日々猛勉強中!

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