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2022年11月23日

【長野県】信州打刃物商品開発インターンシップを開催しました

長野県信濃町で信州打刃物商品開発インターンシップを11月22日~23日に開催。
全国から選ばれた6名が参加しました。

まず始めに、石田打刃物製作所に伺い
信州打刃物の代表作である“鎌”が金属の元から打ち出されるところを見学。
続いて、畑山刃物工業で包丁の鋳造工程を見学しました。
また、道の駅や物産センターで信州打刃物の実際の売り場を見ることで、
製造と販売の双方から商品開発のヒントを探りました。

翌日は、職人さんをはじめ百貨店や
地元セレクトショップのバイヤーの方へプレゼンテーションをし、
たくさんのご意見をいただきました。
バイヤーの方からは実際に売れる商品にするには
どのようにしたら良いのか、
職人さんからは技術的に実現できるものなのかなど、
それぞれの視点からのアドバイスをいただきました。

今回のインターンシップも多くの方にご協力いただき、
無事開催することができたこと感謝申し上げます。

石田打刃物製作所で打刃物の製作を参加者が見学している様子

参加者が職人さんや地元セレクトショップのバイヤーの方へプレゼンをしている様子

『信州打刃物』
16世紀半ば戦国時代にはじまってから、450年以上続く信州打刃物の歴史。
伝統的な鍛錬・技から生まれる適度な硬さと粘り、
極めて薄い鋼部分が生み出す切れ味の鋭さ、
そして切れ味が長持ちすること、耐久性にも優れた作りが特徴です。
主な製品には、料理用の包丁はもちろん、鎌・鍬(くわ)などの農具、
鉈(なた)・斧(おの)といった山林用具などがあります。

開催場所:
【石田打刃物製作所】
石田俊雄さんは「信州の名工」卓越技能者知事表彰を受賞された方。
石田信州打刃物工業組合の理事を務め、
自らも講師として講習会を実施し技能継承にも尽力しています。

【畑山刃物工業】
信州打刃物職人である畑山充吉さんは、
自身の製作物ひとつひとつに名入りのひょうたんの刻印を押します。
自信と責任の証であるこの刻印を頼りに、
遠方から工房を訪れてくる方もいるそうです。

体験内容:
【1日目】
・産地や工房、各作業の説明を聞く
・工房見学や就業体験をする
・工房の方々との座談会

【2日目】
・商品開発のアイデアを考える個人ワーク
・職人さんやバイヤーさんにプレゼンテーション

[畑山刃物工業さんの映像]

本取り組みを読売新聞(長野地方版)さんに掲載していただきました↓

インターンシップの取り組みを読売新聞(長野地方版)に掲載いただいた際の記事

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