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2022年11月27日

【佐賀県有田町】有田焼型・生地職人の後継者インターンシップを開催しました

佐賀県有田町にて「有田焼型・生地職人の後継者インターンシップ」
を11月25日~27日に開催しました。

—有田焼「型・生地職人の後継者インターンシップ」を実施した背景
国指定の伝統的工芸品である有田焼ですが、
有田焼の土台となる型屋と生地屋へ
スポットライトがあたることはほとんどありませんでした。
過酷な労働や収入面から辞めていく事業者も少なくなく、
現在は片手に数える程まで減ってしまいました。
有田焼にとってなくてはならない型屋と生地屋。
今こそ重要性を再認識し、技術の継承と誇りの創出をしていく
必要があるという想いから開催しました。

全国の43名の応募者から選ばれた学生や社会人の5人が参加。

インターンシップ初日は「生地屋」である小島さんの工房で、
型の鋳込みと生地を抜く作業を行います。
簡単そうに素早く生地を抜いていく職人さんですが、
数十kgもある重い型を片手で持ち、
柔らかい生地を歪まず抜くのはとても難しいこと。
参加者は何度もやってだんだん職人さんのペースに近づいていきます。

生地を作る工程を体験した後は「しん窯」で絵付けや釉薬をかける工程を見学。
太く大きな筆の根本を持ち、温かみのある素朴な絵を描き上げる様子を見学し、
有田焼の歴史についてのお話もいただきました。

2日目も小島さんの工房にて、
数百種類もある型の片付けの手伝いや
型と生地の作り方等、生地職人の基礎を学びました。

参加者が生地を型からぬいている様子

午後は「型屋」である山辰製型所にて型の制作の就業体験。
型から生地を抜く経験をしたからこそ
型の役割や重要性を理解して取り組めます。
まずは粘土で原型を作り、翌日に原型の型を作ります。
型を抜く作業では、どこに割り線を入れればうまく抜けるか、
創造力も働かせながら行いました。
また、石膏を流し込んで鋳込み型と押し型を作る作業も体験しました。

職人さんが割り線を入れ型を抜いている様子

参加者はたとえ分業制でも互いのことを知ったうえで、
それぞれの技を極めていく必要があることを学びました。
今回のインターンシップから1人の後継者が誕生し、有田町に新たな希望が芽生えました。

[有田焼型屋 山辰製型所・生地屋 有限会社小島さんの映像]

今回のインターンシップを有田ケーブルテレビさんに放映していただきました。

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