みんなの「”あの人”に知ってほしい!」をつなぐオンラインマガジン
2017年06月07日
自然っていいなぁ
山が好き、山のにおいが好き、山の音が好き、
山に降り注ぐ日差し・雨・雪が好き。
なぜかって?
地元鹿角に山があるから。
なんて登山家みたいなこと言ってしまいました。
初めましてコテツと申します。
私の棲み処(すみか)のある秋田県鹿角市は
東北地方の背骨とも言うべく!
奥羽山脈の麓に広がる盆地で北は国立公園の十和田湖、
南は国立公園の八幡平に挟まれるように位置し
自然豊かで水のきれいな「山紫水明」という言葉がぴったりな地です。
小さい頃から山菜取りやら山魚釣りやら連れていかれて、
その時の楽しさが忘れられず今でも一人で山に入り遊んでます。
山のスタートは芽吹きの春!
山菜の新芽が出るころには熊さんの目覚めと競争するように、
よぉ~ぃドン!で山に入ります。
もちろん熊さんと入山時期が重なるので、
美味い山菜があるんだから熊さんも新芽を食べに来ます。
そう、出会っちゃうんです!熊さんに!
ちなみに、熊さんを見つけてテンションが上がって撮ったのが下の写真です。
コテツの山菜採りは、春の蕗の薹(とう)から始まります。
残雪が残る沢を歩き雪の下から顔をのぞかせている
薄黄緑の「ふっくら」とした蕗の薹のつぼみを頂いちゃいます。
雪の下の蕗の薹は苦みもなく香りも優しい逸品です!
6月の初夏からは根曲がり竹(タケノコ)の季節です!
コテツの縄張りは秋田・青森・岩手にまたがり
言い伝えで鬼が住むという四角岳です。
昔話では、四角の鬼(四角八面鬼)が風を吹かすと、その年は飢饉になるとか。
四角岳や中岳が曇って、ボッチ(雲)を冠ると、
東風が吹き、その年は飢饉になるとか言い伝えがある山です。
四角岳は元鉱山あった山で岩手側の麓の集落から山頂まで
徒歩で約2時間かかります。(登山道です)
そんな山奥には学校(文教場)跡地の石碑があり
40年ほど前まで人が住んでいた名残が…って本当に山奥で、
沢の崖上に学校跡地があり、実際に行くとびっくりします。
そんな山奥で取れるのがマカダミアナッツを柔らかくしたような触感のタケノコです!
根元まで柔らかく渋みが全然ないんです。美味いんです!
(美味しいタケノコを食べるために約40キロのタケノコを背負って帰り2時間歩いて下山します)
秋は舞茸です!
舞茸はミズナラなどの数十年たった大木の根元にしか寄生しません。
そのため舞茸の山を知っている者しか舞茸に出会えないのです!
だから見つけたときは舞を踊るほどうれしい茸(キノコ)
ということで「舞茸」と言うそうです。
山の先輩の爺っちゃんが言ってました!
銭が舞うでゼニマイ…ゼンマイ…だそうです…
山の先輩の爺っちゃんが言ってました…
天然舞茸は香りが豊潤でシコシコと触感があり
鹿角発祥のきりたんぽ鍋で食べるのが最高です。
ちなみに昨年は8株と豊作に当たりました!
舞茸山は兄弟でも教えるな、舞茸が生える木の情報は墓まで持っていけ
と言われるほどキノコ採りには貴重な山なんですよ。
そして冬は、山菜が取りに行けないので
私はスノーボードで山を満喫しています。
本州でもなかなか11月中旬から味わえないパウダースノーが味わえるのが
秋田八幡平スキー場です。
小さいスキー場ですが雪質は最高です!
八幡平周辺は雪質がよく、鹿角市出身のプロスノーボーダーが所属し、
東北を拠点として活動している日本でも有名なスノーボードチームが
撮影に来るほどの最高の雪質なんです。
鹿角は季節の旬の山菜などが道の駅や産地直売所など
いたる所でお手軽に購入できますので、
観光のついでに鹿角の自然の味を食べてみてはどうでしょうか。
名前:コテツ
職種:WEBデザイナーアシスタント
出身:秋田県山奥の森林に一人で出かけるのが好き
野球・バスケットボール・スノーボード好き
スノーボードインストラクター
動物大好き、ペットの猫が1匹、名前が虎鉄(コテツ)