みんなの「”あの人”に知ってほしい!」をつなぐオンラインマガジン
2016年04月26日
鍋島緞通との出会い
「出身はどちらですか?」
「佐賀県です」
「さがけん?」
「はい」
「へ~…?」
「九州の福岡と長崎と熊本に囲まれた…」
「ああ、九州!へ~!」
と、九州という括りで落ち着かれる事がほとんどな佐賀県。
「佐賀県!ああ、SAGA(エスエージーエー)の!」
と言われる事も少なくなった今日この頃な佐賀県。
(ご存じない方はご検索くださいませ…)
そんな佐賀県
名物・名産品をご存知の方は、残念ながら多くはないでしょう…
有名なのは、そうですね
有田焼、伊万里焼、唐津焼。
これらはの陶磁器はどれも佐賀県が産地なんですよ。
陶磁器にご興味が無い…??
タマネギ!アスパラガス!海苔!佐賀牛!
の産地でもございます。
…少しは身近に感じで頂けたでしょうか?
そしてもう一つ、佐賀の特産品
鍋島緞通(なべしまだんつう)を皆様ご存知でしょうか。
江戸時代に佐賀藩主鍋島氏の庇護の下、美術工芸品として発展した
1畳サイズの木綿製の手織りの敷物の事で、日本三大緞通の一つ。
日本で最も古い絨毯とも言われています。
私がその鍋島緞通と出会ったのは、10年以上のも前の話…
とあるイベントで、織り機と緞通を初めて目にしました。
そして緞通を実際に触ってみて衝撃を受けたのです。
毛の長い絨毯のようなものなのに、
なんて弾力があって手触りが柔らかいんだろう!
その場にいた、職人さんが
「すごいでしょう?鍋島緞通っていうのよ?」と
ビックリしている私に、教えてくださいました。
その場でずっと
モフモフモフモフと手で何度も緞通を触っていた事を覚えています。
そして…
鍋島緞通に感銘を受けてから
昨年、
ニッポン手仕事図鑑をスタートすると聞いて
一番に私の頭によぎったのが「鍋島緞通」でした。
「鍋島緞通!鍋島緞通やりたい!鍋島緞通!!」
と編集長に猛プッシュ。
鍋島緞通をもっとたくさんの人に知ってもらいたい!
鍋島緞通のあのモフモフとした感触をたくさんの人に知ってもらいたい!!
こうして、
ニッポン手仕事図鑑と鍋島緞通織元 吉島伸一鍋島緞通株式会社さんとの出会いが生まれたのです。
いや、ほんとに…
あのモフモフは触った人にしかわからない感触なんですよ…
独り言では終わらせたくない
大月のふたりごと。
名前:大月さん
職種:WEBディレクター
出身:佐賀県佐賀県と麺と、うさぎをこよなく愛すWEBディレクター兼、雑用係り