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2019年04月11日

東伊豆を盛り上げるパラレルキャリア集団 | NPO法人ローカルデザインネットワーク

熱海から車で走ること1時間30分。
伊豆への玄関口と言われている「東伊豆」。

東伊豆には「大川」「北川」「熱川」「片瀬」「白田」「稲取」の6つの温泉が集中しており、お風呂好きには堪らない観光エリア。
道中、6つの温泉の看板が見えてくるのだが、デザインを統一させ、それぞれの色を持たせていたのが印象深かった。

稲取温泉の看板

北川温泉の看板

おぼろげにしか知らなかったその地域を帰る頃には私たちは好きになっていた。

今回私たちが向かったのは東伊豆町の稲取という地域。
稲取は静岡県賀茂郡東伊豆町にある小さな港町。

稲取港の様子

毎週土・日曜と祝日に稲取漁港で「港の朝市」が開催されており、朝市には地元の商店などが出店し、名産物や地場産品などを販売している。
そこで人気なのが、その場で炊きたてを味わうことができる「キンメダイの釜飯」。
1人前700円という安さに加えて、無料の「キンメのあら汁」まで付いてくるというサービスも。

朝市を歩く様子

朝市を歩く様子

朝市を歩く様子

海と山に囲まれたここ稲取に、東伊豆を盛り上げようと奮闘する人達がいる。
シェアキッキンスタジオの「ダイロクキッチン」やシェアオフィス「EAST DOCK」を運営する、NPO法人ローカルデザインネットワークのメンバー達だ。

ダイロクキッチンの前で写真を撮るローカルデザインネットワークのメンバー

今回取材したのは、守屋真一さん(右)、荒武優希さん(真ん中)、菊池純平さんの3人(左)。

▼それぞれの記事▼

【常に新しいことをやりたい。東伊豆に新しい風を吹かせる | 守屋真一】

【内に秘めた、東伊豆への思い | 荒武優希】

【ライフスタイルの多様な可能性。東伊豆を笑顔にする人 | 菊池純平】

彼らは、ローカルデザインネットワーク(以下、LDN)の前身である建築学生による地域活性化団体「空き家改修プロジェクト」の頃から同じ時間を過ごしたメンバーでもあり、社会人になった今も共に活動を行なっている

全員で顔合わせを行なった後、LDNの3人が稲取を案内してくれた。
取材を行なった日にはシェアキッキンスタジオの「ダイロクキッチン」で稲取高校被服食物部の生徒たちがカフェを。
街中では「雛のつるし飾りまつり」の無料休憩所にて味噌汁を配っていたり、フリーマーケットや写真展などのイベントが多く行われていた日だった。

取材前の団欒の様子

稲取の人と話す様子

菊池さんから説明を聞く様子

普段東京では見ることのできない景色にただ興奮するばかり。
街を歩けば、街の人が話しかけてくれる。
稲取を案内してくれた3人と稲取の人の温かさが身に染みた。

「都市とローカルをつなぎ、暮らしたいまちと暮らす社会をデザインする」をビジョンにまちづくり活動やパラレルキャリアをしながら二拠点での暮らしを実践している彼ら。
今年度からまた新たに大きく動き出すそうです。

自然の豊かさと人の温かさを感じられる、ここ稲取に歴史の紡ぎ、新たな風を起こす人達が、そこにいました。

集合写真を撮るローカルデザインネットワークのメンバーとふたりごと文庫のメンバー

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▼各リンク▼
【NPO法人ローカルデザインネットワーク】
【ダイロクキッチン】
【空き家改修プロジェクト】

Photo by 小黒恵太朗

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