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2018年04月04日
【お花見特集】ご当地だんごと日本最北端の二大国指定天然記念物の桜
ふたりごと文庫編集長の浅野です。
 例年より少し長めに桜が楽しめましたね~!
現在、各地の「お花見」を特集しています。
第四弾は、二回目の寄稿となる盛岡市の佐々木寛子さんです。
 佐々木さんは、地域おこし協力隊兼、事業主さんなんです!
 大好評だった前回の記事も是非、読んでみてください~!
ここからは、佐々木さんがお送りします!
 
  
毎年、北東北へ桜前線が到達するのは4月中旬~後半。
 東京でお花見を見逃しても、約1か月後に東北でまた美しい桜に出会うことができます。
 ゴールデンウィークにお花見を楽しむことができるのも、北東北の魅力の一つ。
岩手県盛岡市は、桜が国の天然記念物に指定されている日本最北端の地。
 盛岡には、国の天然記念物である桜が2つあります。
 
  
1.日本にたった一つの石割桜
 
  
 
  
  
石割桜は、盛岡市中央通りの盛岡裁判所前にある、樹齢約350~400年の桜の木。
 珍しいその姿から、「石割桜」の名前の由来に興味を持つ人が多くいます。
~石割桜の伝説~
昔、大きな落雷があって土台になっている岩が割れ、
その亀裂にエドヒガンザクラの種が入って立派な桜の木が育ったと言われています。
 年々根が張って石を割り続け、今も尚その亀裂は広がり続けています。
毎年春には、このパワースポットを訪れたいという観光客で賑わい、
石割桜の圧巻の生命力の強さに魅了されています。
お土産に石割桜という銘菓がある程、盛岡を代表する観光地スポットの1つ。
 新日本名木百選の桜(桜は6つ)にも選ばれました。
2.真っ白に咲き乱れる、龍谷寺のモリオカシダレ
 
  
 
  
  
モリオカシダレは、盛岡市名須川町の龍谷寺の中にある、樹齢約150年の桜の木。
 シダレザクラの一種で、発見地の名前をとって「モリオカシダレ」と名付けられました。
形がソメイヨシノととても似ていますが、葉の裏面や子房・花柱がほぼ無毛で、
真っ白い花と枝が垂れていることがこの桜の特徴です。
石川啄木の父も愛したであろうとされる名木。
 白のシダレサクラとお寺の描写は美しすぎる盛岡の春の風物詩です。
花よりだんご!? 盛岡でしか食べられないだんご3選
 
  
【一休だんご】
  
 
お祭りやお花見などの屋台でしかお目にかかれない、一休だんご。
 揚げた餅に甘じょっぱいタレを絡めたカリカリのお団子です。
 屋台ではいつも行列ができるほど人気があります!
びっくりするぐらい美味しくて、一度食べたらまた食べたくなってしまう一休だんご。
 盛岡のご当地グルメの一つです。
 
  
【お茶餅】
  
 
お茶餅は岩手県の郷土料理。
 平にしたやわらかいお餅に、クルミ醤油のタレを絡ませたお団子です。
 盛岡のほとんどのお団子屋さんで買うことができます。
 岩手県民なら一度は食べたことがあるメジャーなお団子です。
 
  
【しょうゆだんご】
  
 
通称「盛岡だんご」とも呼ばれています。
 5つの団子串に生醤油を塗った、シンプルな元祖醤油団子の味。
みたらし団子のような甘じょっぱい味ではなく、甘くない醤油そのものの味です。
 盛岡人にとっては、この甘くない団子がしょうゆ団子のスタンダード。
 お花見でのお酒のお供にもぴったりです!
 
  
他にもまだある!インスタ映えお花見スポット
 
  
【盛岡城跡公園(岩手公園)】
  
 
日本の100名城や日本の歴史公園100選に選定されている、盛岡城。
 石垣に囲まれたこの公園には、ソメイヨシノ・サトザクラ・エドヒガンザクラなど約200本の桜が咲き誇ります。
 盛岡さくらまつり期間中は、ぼんぼりでライトアップされた幻想的な夜桜も楽しむことができます。
 
  
【高松の池】
  
 
日本のさくら名所100選に選ばれた、高松公園のサクラ。
 高松公園の池を囲むように、オオヤマザクラ・シダレザクラ・ヤエザクラ・ソメイヨシノなどの約1260本の桜が咲きます。
 遊歩道を散歩しながら花見ができるのも高松公園の魅力。
山頂に雪が残る岩手山と桜が池に反射した美しい写真を撮ることができます。
 高松公園でも盛岡さくらまつり期間中、夜桜が楽しめます。
盛岡さくらまつり
 2018年4月14日(土)~5月5日(土・祝) 開催予定
 http://www.odette.or.jp/?p=1261
 ※桜の開花状況により期間を変更する場合があります
 
  
  
【小岩井農場の一本桜】
  
 
小岩井農場の大自然の中で根を張る一本桜。
 盛岡駅からバスで約30分の所にある小岩井農場の春の人気スポットです。
 ここでしか観ることのできない、桜と残雪の雄大な景色が広がっています。
 
  
  
盛岡の文化を感じる美味しいお花見を
 
 
  
  
盛岡のお花見スポットと盛岡だんご文化。
 どちらも昔から盛岡で愛されてきたものです。
開花状況によりますが、ゴールデンウィーク頃までお花見を楽しむことができます。
関東でお花見を逃してしまった方、まだまだお花見したい方、
是非東北の地へ足を運んで一味違った春を感じてみてはいかがでしょうか。
 
  
【お花見特集】
『都心から特急で2時間、見下ろす提灯と桜並木(鬼怒川温泉)』けだまとりこ
 『誰もが「一目惚れ」間違いなしの、青森県・弘前公園の桜』米山 竜一
 『糸島でお花見はいかかがでしょうか?』大久保 公貴
 『没入してこそ、春。』久保田 真司
 
- 名前:佐々木寛子(ササキヒロコ) 
 職種:盛岡市地域おこし協力隊兼個人事業主
 出身:岩手県- グラフィックと映像のモノづくり屋。 
 29歳で仕事を辞めバックパッカーで女ひとり旅へ。この旅が、生きる為に本当に必要なことを教えてくれました。
 現在、岩手県盛岡市の地域おこし協力隊としても活動中。
 (FBページhttps://www.facebook.com/moriokachiikiokoshi/)




 
  
  
  
  
  
  
  
  
 













