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2017年08月18日

“特別な普通の田舎町”江戸崎町

はじめまして、こんにちは。
「ねむT」です。

今回は、茨城県稲敷郡にある
江戸崎町という町について
書かせていただきたいと思います。

江戸崎町は、母の実家がある町です。
小さくて、のどかで、
正直、「ザ・田舎町」という感じで、
強烈に印象に残る
何かがあるような町でもありません。

今回、
「ふたりごと文庫で
江戸崎町について書こうと思う」
と母や親戚に話すと、

「なんで?
他に書くことあるでしょ(笑)」
と言われてしまいました。

それぐらい普通の町なのです。

 

 

ですが、僕はこの江戸崎町という町が
昔から大好きです。

正直、たくさんの
“個性豊かで素敵な地域”が
紹介されているふたりごと文庫で、

“普通の町”について書くと思うと、
少し腰が引けてしまいそうなのですが、

自分にとっては“特別な町”なんだという
江戸崎町への想いを貫きたいと思います。(笑)

そんな大好きな江戸崎町の中で、
僕が特に大好きな場所が、

町中にあるお寺「瑞祥院」と
境内からまちなかを見下ろす
高台「羅漢山」です。

「瑞祥院」は、母の実家の
ご先祖様が眠るお墓があるお寺で、
僕のおばあちゃんが眠っている場所でもあります。

 

 

 

江戸崎町に来ると、
必ずお墓参りをしにここを訪れます。

田舎にあるお寺としては、
特別広い方でもないと思うのですが、
やはり都会の中にあるお寺に比べたら広く、
周りに高い建物などもないので、
開けた空間が心地よく、
両手を広げて深呼吸をせずにはいられません。

お寺の脇に行くと、
「羅漢山」へと続く階段があります。
傾斜の急な階段を登りきると…

 

 

小さなお堂が現れ、その脇を抜けると…

 

 

急に竹やぶが現れ、その中に奥へと続く一本道が!!

 

 

 

この竹やぶ、自分の拙い写真だと
伝わりづらいんですが、

上からの太陽光が、
竹やぶの合間をぬって降り注ぎ、
とても幻想的な場所なんです!!

映画で使われたりしたら、
きっと良いシーンが撮れるだろうなぁと、
訪れるたびに一人で妄想にふけっています(笑)

そして、竹やぶを抜けると…

 


 

 

いっきに空間が開けて、
そこにはたくさんのお地蔵さまが!!

これは「五百羅漢」と呼ばれ、
江戸時代に盲目の兄の眼が見えるよう願をかけて、

全国の寺社を廻った
江戸崎の豊嶋和七(としまわしち)という人が、
なんと約20年もの歳月をかけて、
完成させたものだそうです!!

 

 

 

この高台は、晴れの日も
とても気持ちがいい場所なんですが、

雨の日になると、
とても趣のある雰囲気に様変わりして、

天気によって
全く違う表情を見せてくれるんです!!

本当に素敵な場所で、江戸崎町では、
「江戸崎八景」と呼ばれる場所の
一つにも選ばれています。

お墓参りを終えたら、
町中を散歩&探検するのが、お約束です。

 

 

 

江戸崎町と呼ばれ、町ではありますが、
少し歩けば田園が広がっています。

 

 

湖!?とつっこみたくなるほど
大きい「小野川」では、
釣り人や写真家、
さらにはジェットスキ―(!?)を
楽しむ人を見かけたり、

 

 

川沿いを歩いていくと、
こんなどこまでも続きそうな一本道と
空と大地が広がる光景に出くわしたりもします。

こういう場所を歩いていると、それだけで幸せな気分です。

 

 

再び町中に戻り散策していると、
味のある木造の建物を発見しました!

江戸崎町では、こういった古い
木造の建物を町中で見かけることができ、
町としてもそのことをアピールポイントとしています。

んっ、、!?
「タクシー」と書かれた看板の下に
「氷」の文字が…気になります。

 


 

 

近くに寄ってみると、やはり
「ハイヤータクシー」と書かれた建物に
「氷」の看板も取り付けられています!

タクシー会社 兼 氷屋さんなのかな?
あまり接点を感じないだけに、
気になる組み合わせです。

それにしても、建物といい、
看板といい、レトロで味があって
とても好みな外観です!

 


 

 

いつもなら、「へ~」と
不思議な顔をしたまま通り過ぎるところですが、
今回は「ふたりごと文庫」で
江戸崎町を紹介したいとの想いもあったので、

思い切って家主の方に取材を申し込み、
なんと建物内部の写真まで撮らせて頂きました!

家主の方によると、
今はタクシー会社と氷屋さんを営まれている
とのことですが、

古くは、お醤油を製造されていたとのことで、
なんと当時は、今では誰もが知る
あの醤油メーカーに次ぐほどの規模だったそう!

その後、運送会社などを経て、
現在のタクシー会社へと変貌を遂げたそうです!

ちなみに上の写真は、
もともと醤油が造られていた蔵の写真なのですが、

その蔵はなんと、
江戸時代に建てられたものだそうです!
修繕をしながらとはいえ、驚きです!!

 

 

その後、敷地の中も見せていただき、
建物の立派さに引けをとらない日本庭園まで
見せていただくことができました。

は~、古い日本建築や日本庭園が好きな
自分にとっては、とても心地よい時間でした。
家主の方、本当にありがとうございました!

 

 

密度の濃い時間を過ごして、
すっかりお腹が減りました。

充実した時間を過ごすと、気分が良くなって、
お財布の紐も緩くなります。

気付くと、「すし源」さんという鰻屋さん
(※お寿司屋さんではありません。)
の席について、鰻重を注文していました。
かろうじて、値段は一番安いものを注文していました。

調べたところによると、
なんと「すし源」さんは、

創業以来100年、
伝統の味を守り続けている
老舗の鰻屋さんで、まちなかで唯一
『うな丼』が食べられる専門店とのことです!

それでは、その老舗の鰻を
ご覧下さいということで、
写真を掲載したいところなのですが、
申し訳ありません。

お腹が減りすぎて、写真を撮るのを忘れて、
食してしまいました……

途中気付いて、
どうにか手をつける前の状態に見えないか
工夫して写真を撮ったのですが、

今になって見返してみると、
どうみても食べかけで、
とても人さまにお見せする写真ではなかったので、

今回は江戸崎町で見かけた色づき始めた
植物の写真に差し替えさせて頂きます。

写真掲載の許可を下さった
「すし源」の女将さん、
本当に申し訳ありません。

 

 

 

食べ物の話をした流れで、
江戸崎町の名物について
少しお話したいと思います。

江戸崎町は実はかぼちゃが有名な地域で、
そのかぼちゃは「江戸崎かぼちゃ」という
ブランドかぼちゃとして売られています。

実は「すし源」さんでも「よかったら」と
江戸崎かぼちゃの煮物をご馳走になりました。

(本当はもっとたくさん数があったのに、残り2個になって、写真を撮っていないことに気付きました…)

女将さんは、
「ピークが過ぎてしまって、味は少し落ちてしまっているんだけど…」
とおっしゃっていましたが、
そんなことは微塵も感じないほど美味しかったです。

他にも、江戸崎町には、
名物のかぼちゃが反映されたものがいくつもあります。

上の写真にある
「かぼちゃパイ」もその1つで、僕の好物です!

江戸崎町に行くと、
いつも叔母さんがお土産に持たせてくれるのですが、
あっという間に食べ切ってしまいます(笑)

かぼちゃパイの横にある「江戸崎まんじゅう」は、
かぼちゃは関係ないのですが、
農林水産大臣賞を受賞した、
江戸崎町を代表するお菓子として有名です!

「かぼちゃパイ」は「東郷菓子舗」さんで、
「江戸崎まんじゅう」は「青木菓子店」さんで
購入できますので、

江戸崎町を訪れることがあれば、
ぜひ食してみて下さい!

 

 

 

ちなみに、かぼちゃを反映したものとしては、
他にも「パンプ」と呼ばれるショッピングモールや
「かぼちゃ公園」と呼ばれる広い公園も江戸崎町内にはあり、
町の所々にかぼちゃの影がちらつきます(笑)

結局、長々と江戸崎町について語ってしまいましたが、
なんだかんだ、自分にとって

江戸崎町は“特別な普通の田舎町”です!!(笑)
ぜひ一度、訪れてみて下さい!!

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名前:ねむT
職種:WEbデザイナーアシスタント
出身:東京

寝るのがダイスキです!!

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