みんなの「”あの人”に知ってほしい!」をつなぐオンラインマガジン
2017年07月05日
猟師になって感じたこと
こんにちは!かとパンです!
兵庫県宍粟(しそう)市で、地域おこし協力隊をしています(^_^)
移住生活から自給的な暮らしに興味を持ち、農業や家庭養鶏そして狩猟をしています。
「狩猟」というと、山に入って鉄砲で鹿や猪を獲るイメージが湧きませんか?
実は猟師には、もう1パターンあるんです!
それが、【わな猟師】
私は昨年度、わな猟師の免許を取得しデビューをしました。
けもの道(鹿や猪が通る道)を見つけて、わなを仕掛けます。
わなにも色々な種類がありますが、私は「くくりわな」という
ワイヤーで鹿や猪の足をくくるものを使っています。
わなを仕掛けたら、毎日見廻りです。
捕獲できてると嬉しいのですが、ここからの作業が辛い…。
鉄パイプで首根っこを叩き、失神させ、ナイフで刺して命を奪います。
「残酷」
と言われてもしょうがないですが、
皆さんが食べているお肉も、そうやって命を奪われています。
鉄砲でも、わなででも、猟師は命に一番近いところで活動をしています。
自らの手で捕まえて、殺して、食べて。
この経験から、色々なことを感じました。
・当たり前にあることは、実は当たり前じゃない
・命の根源を知ることで、本当の感謝を知る
高齢化により、年々猟師の人数が減り
鹿や猪などの有害鳥獣による、農業被害・森林被害の拡大が問題になっています。
地域のために、そして自分のために…
命に真っ向に、そして真摯に、私は猟師を続けていきます。
名前:かとパン
職種:地域おこし協力隊
出身:京都府頭よりも体が先に動くタイプ。冒険好きの自由人。