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2016年04月01日
鍋島緞通 守り繋がれる歴史
初めまして、吉島伸一鍋島緞通株式会社五代目の吉島夕莉子と申します。
今回はニッポン手仕事図鑑様にご協力を頂き、
「鍋島緞通」について少しお話させて頂きたいと思っております。
まず、「鍋島緞通」とは。
初めて耳にされる方も大勢おられると思います。
そもそも「絨毯」と「緞通」何が違うのか。
緞通というのは中国から伝わってきた絨毯のことで
絨毯より小ぶりのサイズのものを指します。
日本に存在する三つの緞通のうちの一つとされている鍋島緞通は、
江戸時代には徳川幕府への献上品として佐賀の鍋島藩の御用達とされ、
当時は民間への売買が禁止されていました。
「鍋島緞通」の本家織元の創始者は私のひいひいおじいちゃん、高祖父になります。
そこから代々吉島という姓を継いで105年、
現在、吉島伸一鍋島緞通株式会社、私共が本家織元としてその歴史を守り繋いでおります。
鍋島緞通は約一ヶ月かけて職人が全て手織りで織っている佐賀の伝統工芸品です。
経糸、緯糸、織込糸、全て木綿で出来ており、
夏はさらっと、冬は暖か、日本の気候にとてもよく合います。
使って頂ける場所は様々です。
カーペットや玄関マットとして、リビングや寝室、
お玄関などに敷いてお使い頂けます。
置いて頂ける場所に合うサイズやデザイン、
贈り物等もご相談頂ければ対応させて頂きます。
弊社では定期的に全国で展示会を行っております。
随時ホームページやフェイスブックに展示会のお知らせをさせて頂いております。
鍋島緞通は何十年何百年と長くお使い頂くことの出来るものです。
是非鍋島緞通ならではの木綿の優しさと風合いを感じてみて下さい。
名前:吉島夕莉子
職種:経営企画 デザイナー
出身:佐賀県本家鍋島緞通織元 吉島伸一鍋島緞通株式会社 五代目
兼、新入社員。
鍋島緞通の良さを多くの方に知って頂くため、日々奮闘中。吉島伸一鍋島緞通株式会社
http://www.mukanjoan.jp/>