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2018年03月13日

【お花見特集】誰もが「一目惚れ」間違いなしの、青森県・弘前公園の桜

ふたりごと文庫編集長の浅野です。
いよいよ春が来ますね!暖かいとそれだけで幸せな私ですが、
花粉症の方は相当辛そうですね……

現在、各地の「お花見」を特集しています。

第二弾は、青森県弘前市地域おこし協力隊の米山竜一さんです。

青森県弘前の桜はほんっとに綺麗!!
綺麗な写真が沢山載っているので、花粉症が辛い方も…
この記事で桜を楽しんでいただければ嬉しいです。

ここからは、米山さんがお送りします!

 
 

はじめまして、米山竜一と申します。
神奈川生まれで、ずっと神奈川から出たことがなかった私ですが、
ひょんなことからご縁をもらい、本州最北端の桜のメジャーどころ、弘前への移住へ至りました。

弘前への移住後は、写真を撮ってみたり、まちおこし活動に関わってみたり、
真冬の弘前公園の桜が満開に見えるようなライトアップのプロジェクトをやってみたりしています。

 

さて、弘前と言えば、何といっても弘前公園の桜。
私が初めて弘前の桜を目にしたのは2012年のことでしたが、
運よく満開のタイミングにあたり…

 

 

 

 

 
 

「次元が違う!!!!!」
そう思いました。

日本中の桜を見て回ってきており、お気に入りの名所もあるくらい、
桜が好きな私ですが…それでも、そう思いました。

2013年以降からは、弘前公園の桜の見ごろ時期である4月下旬が近づくと、
開花予想を毎日チェックし、予報が変わるたびに旅程を変更するほど、ハマりました。

弘前公園の桜は、他の方も大きな衝撃を受けるようです。
私がお話しした限りですが、他の観光客の方も「毎年来てます!」
というリピーターさんが、かなりの人数おられます。

また、はじめてご覧になられた方も、
「来年も必ず来ます!」とおっしゃられる方がとても多いです。
私も県外の知人を結構な人数案内していますが、全員リピートされています。

 

なぜ、それほどまでに弘前公園の桜は美しいのか。
その秘密は、「剪定せんてい」にあります。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉もありますが…
弘前では桜の枝を切ってしまうんです!

通称「弘前方式」とも言われる桜の剪定ですが、もちろん木を伐採してしまうのでなく、
弘前が全国生産量日本一で、同じバラ科でもあるりんごの剪定技術が応用された繊細な作業です。

「桜守」という弘前市の専門の部隊が、例年2~4月上旬にかけて、
花芽が少ない枝、病気気味な枝などを見極めて、丁寧に作業を進めていきます。
(なお、剪定された枝は例年2月ごろに無料配布されていて、水差しにすると弘前公園より一足早く桜の花が楽しめるんですよ。)

 
 
 

そんな弘前公園の桜ですが、私の中でもおすすめのスポットを7つ挙げさせていただきます。

1.とりあえず花びらに寄る!
弘前公園内ならどこでもできるのですが笑
肉厚で上品なピンク色をした花びら、濃厚な桜の香りを独り占め…

冒頭に書いた「次元が違う!!!!!」ということが理解できると思います。
完全に開き切る直前の花ですと、より分かりやすいと思います。

 

 
 

2. 西濠の夜桜
日が暮れた頃、西濠にある春陽橋に足を運ぶと…
思わず感嘆を上げてしまう光景が目の前に。

例年橋上が通勤ラッシュのごとく込み合う、誰もが認める絶景スポットです。
風のない日の方が、桜が水面に綺麗に写り込むため絶景度が増します。

 

 

 
 

3. 桜のハート
「桜守」さんが発見し、その後はできるだけハート形を維持されているという「桜のハート」。

場所が知れ渡るにつれ年々楽しまれる方が増えていますので、
その場に居合わせたみんなで譲り合ってくださいね。

 

 
 

4. 桜とお城と岩木山
2015年に行われた弘前城天守を移動させる曳家により、
弘前を代表する三者が揃う光景が手軽に見られるように。

この光景が見られるのは、弘前城天守が今の位置にいるあと3回の予定です。

 

 
 

5. 花筏
桜の花びらがお濠を埋め尽くし、ピンク色に染まる花筏。
今では見どころの1つとして名高いですが、数年前までは地元民が知る「当たり前の」光景でした。

それがSNSの投稿によって大拡散され一気に定番に、
という現代らしい認知の背景を持ちます。

 

 

 
 

6. 城門と桜
弘前公園にはいくつも城門がありますが、この城門と桜が醸し出す、
何とも言えない風情に足を止めてしまうのは私だけでしょうか?

 

 

 
 

7. 八重桜
もし、ソメイヨシノが散っていても、諦めるにはまだ早いです!
日本最古のソメイヨシノ付近にある八重桜は、
ソメイヨシノが散り終わる頃から見頃となりますが、
色もボリュームも思わず目を奪われてしまうこと間違いなしですよ。

 

 
 

番外:りんごの花
もし、八重桜も…でも、諦めるにはまだまだ早いです!
桜の花がすべて散る頃、入れ替わるように咲き出すのがりんごの花。

りんご公園が最もお手軽なスポットですが、
アップルロードをはじめとする郊外の農道に踏み出すと、一面のりんごの花畑に囲まれ、圧倒されてしまいます。

 

 

 
 
 

お花見というと「花より団子」な方も多いでしょう。
さくらまつり期間中の弘前公園は、所狭しと屋台が並んでおり、目移りしてしまうでしょう。
市民も仕事を終えて夜桜見物に繰り出す夕方以降は大混雑になりますので、
お時間には余裕を持ってお求めくださいね。

なお、残念ながら私は未経験ですが、生粋の地元の方には、
お花見の席には欠かせないという「トゲクリガニ」を食べて過ごす習慣があるみたいですよ。
美しい桜を見ながら美味しいカニを楽しむ、贅沢ですねぇ。
 

 
 

もし、少しでも人込みを避けてお楽しみになりたいなら、
弘前公園から徒歩10分ほどにある中心地、土手町まで足を運ぶ選択肢もありますよ。

弘前はお洒落なお店や、美味しい食べ物、飲み物が揃った飲み屋さんがいっぱいですから、
きっとご満足いただけます。

 

また、津軽人ならではの人情や温かさ、個性的な津軽弁に触れればきっと、
このまちの虜になってしまうと思います。

一度見てしまったら、きっと虜になってしまう美しさが自慢の弘前公園の桜。
みなさまのお越しを、心よりお待ちしています。

 

 

名前:米山 竜一 (よねやま りゅういち)
職種:何でもやります
出身:神奈川県相模原市

大好きな青森で、カメラマン、観光企画 、まちおこし 、物書きなどなどしながら暮らしてます。

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